北海道で働きながら暮らすなら「移動距離」に注意|都会の感覚で考えると失敗する
北海道でデジタルノマドを始めたばかりの頃は、
「今日はここまで行ってみよう」
「このくらいの距離なら大丈夫」
と、地図を見ながら予定を立てていました。
都会で暮らしていると、
30分、1時間くらいの移動は、
それほど特別なことではありません。
電車なら、
座っているだけで目的地に着きます。
途中でコンビニに寄ることもできる。
カフェを見つけて、
少し仕事をすることもできる。
だから、
北海道でも同じように考えていました。
ところが、
実際に車で走ってみると、
少しずつ感覚が変わっていきました。
「まだ着かない」
北海道の道路を走っていると、
長い直線道路が続きます。
信号も少ない。
景色もどんどん変わっていきます。
最初は、
「北海道らしい景色だな」
と楽しんでいました。
でも、
しばらく走っても、
まだ目的地に着かない。
「思っていたより遠いな」
と感じるようになります。
地図で見ると、
それほど遠く感じなかった距離が、
実際に車で走ると、
かなりの時間になります。
そこで初めて、
北海道は、
距離だけではなく「移動時間」で考えたほうがいい
と気づきました。
仕事をしながら移動すると、もっと違う
観光旅行なら、
一日中移動しても問題ありません。
「今日は移動の日」
と決めてしまえばいいからです。
でも、
デジタルノマドは違います。
仕事があります。
朝はメールを確認する。
オンラインで仕事をする。
打ち合わせがある。
締め切りもある。
そのうえで、
「今日はここまで移動しよう」
と考える。
すると、
移動時間がそのまま、
仕事や休息の時間を削っていきます。
朝から仕事。
午後から移動。
到着したら、
もう夕方。
買い物をして、
食事を用意して、
気がつけば一日が終わっている。
北海道に来たのに、
「移動しているだけ」
という日が増えてしまいます。
私が実際に走って感じた北海道の広さ
北海道を車で移動していると、
「北海道は広い」
という言葉の意味が、
少しずつ実感できるようになります。
私の場合、
網走から釧路へ。
そこからさらに根室へ向かいました。
地図で見ていると、
「東側を移動する」
という感覚です。
でも、
実際に走ってみると、
町と町の間が長い。
そして、
根室に着いた頃には、
もう夕方でした。
気温を見ると、
なんと5℃。
「北海道って、こんなに気温が変わるんだ」
と感じました。
夏だから大丈夫。
昼間は暖かかったから大丈夫。
そんな単純な話ではありません。
移動する距離が長いからこそ、到着する時間や気温まで考える必要がある。
それを実感した出来事でした。
初心者ノマド|最初は「一日に一か所」で十分
これから北海道でノマドを始める人なら、
最初からたくさん移動しなくてもいいと思います。
むしろ、
一日に一か所くらい。
それくらいでも十分です。
「今日は仕事をする」
「明日は移動する」
「その次の日は近くを散策する」
くらいの予定でいい。
北海道に来ると、
「せっかくだから、あそこも行きたい」
「ここまで来たから、あそこも見たい」
と思ってしまいます。
でも、
それを全部仕事と一緒にやろうとすると、
かなり忙しくなります。
最初は、
北海道の広さを甘く見ないこと。
これが大切です。
中級ノマド|「移動する」より「滞在する」
北海道での車移動に慣れてくると、
次第に考え方が変わってきます。
「次はどこへ行こう?」
ではなく、
「ここに何日いよう?」
と考えるようになります。
これが、
仕事をしながら北海道で暮らすときには、
かなり重要です。
例えば、
道北に行ったら、
一日で通り過ぎない。
数日滞在してみる。
午前中は仕事。
午後は近くを散策。
次の日も、
同じ場所で仕事をする。
天気が良ければ、
少し遠くまで出かける。
そんな生活にすると、
移動に追われなくなります。
ベテランノマド|距離ではなく「時間」で予定を立てる
さらに北海道での生活に慣れてくると、
「何km走るか」
よりも、
「何時間使うか」
で考えるようになります。
100kmだから大丈夫。
200kmだから無理。
という単純な話ではありません。
天気はどうか。
道路は走りやすいか。
途中で休憩できるか。
給油は必要か。
買い物はできるか。
仕事は何時までに終わるか。
そして、
到着してから仕事ができる状態なのか。
こうしたことを全部考えて、
その日の移動を決めます。
北海道で暮らすベテランノマドほど、
「たくさん移動すること」
を目的にしなくなっていきます。
ある日、「今日は移動しない」と決めた
以前なら、
天気が良ければ、
「どこかへ行かなければ」
と思っていました。
せっかく北海道にいるのだから、
景色を見に行きたい。
観光地にも行きたい。
できるだけ多くの場所を見たい。
そう考えていました。
でも、
あるとき、
「今日は移動しなくてもいい」
と思うようになりました。
朝から仕事をする。
昼に近くを少し歩く。
仕事が終わったら、
ゆっくり景色を見る。
それだけ。
でも、
不思議と満足感があります。
むしろ、
こういう一日のほうが、
「北海道で暮らしている」
という感覚がありました。
北海道は「移動する場所」ではなく「暮らす場所」にできる
北海道に来ると、
どうしても観光旅行の感覚になります。
次の観光地へ。
次の絶景スポットへ。
次の町へ。
でも、
デジタルノマドなら、
少し考え方を変えてもいい。
すべてを見る必要はありません。
有名な場所を全部回る必要もありません。
ひとつの場所に数日いてもいい。
何もない道を眺めながら、
仕事をしてもいい。
天気が悪ければ、
無理に移動しなくてもいい。
北海道の魅力は、
観光地だけではありません。
移動しない時間にも、北海道らしい暮らしがあります。
天気が悪い日は、予定を変えていい
北海道では、
夏だからといって、
毎日天気がいいわけではありません。
台風が北海道を直撃することは多くありませんが、
本州に台風が来ているときは、
北海道でも雨や風が強くなることがあります。
そんな日に、
「昨日決めたから」
という理由だけで、
長距離を移動する必要はありません。
今日は仕事。
移動は明日。
それでいい。
北海道でノマドをするなら、
予定を守ることより、
安全に、無理なく暮らすこと
を優先したほうがいいと思います。
「行ける距離」ではなく「戻れる距離」
北海道で車移動をするとき、
私は、
「ここまで行けるかな?」
だけではなく、
「帰ってこられるかな?」
と考えるようになりました。
目的地まで行ける。
でも、
帰りが夜になる。
仕事の時間に間に合わない。
天気が悪くなる。
疲れてしまう。
そうなるなら、
最初から行かない。
また次の日に行けばいい。
北海道では、
行ける距離より、無理なく戻れる距離
を考える。
この感覚を持つだけでも、
ノマド生活はかなり楽になります。
失敗してわかった「余白」の大切さ
北海道で働きながら暮らすなら、
予定をいっぱい入れない。
これが、
私が実際に感じた一番のポイントです。
「ここまで行く」
と決めすぎない。
「この日に絶対移動する」
と決めすぎない。
天気が良ければ行く。
疲れていたら休む。
仕事が忙しければ、
移動を翌日にする。
そんな余白を残しておく。
最初は、
「もったいない」
と思うかもしれません。
でも、
北海道では、
その余白が、
安心につながります。
まとめ|北海道ノマドは「移動しない勇気」も必要
北海道で働きながら暮らすなら、
都会と同じ距離感で予定を立てないこと。
これが大切です。
最初は、
「このくらいなら行ける」
と思ってしまいます。
でも実際には、
移動時間が長く、
仕事や休息の時間まで削られてしまうことがあります。
だから、
初心者なら、
一日にたくさん移動しない。
中級者なら、
ひとつの場所を拠点にして数日暮らす。
ベテランなら、
距離ではなく時間と天気を見て判断する。
そして、
どのレベルでも大切なのは、
「今日は移動しない」という選択肢を持つこと。
北海道は、
急いで全部を見る場所ではありません。
仕事をしながら、
ひとつの場所に少し長く滞在する。
朝、仕事をする。
午後に景色を見る。
疲れたら休む。
そんな暮らし方もできます。
北海道でデジタルノマドをするなら、
「どれだけ遠くまで行けるか」ではなく、
「どれだけ無理なく暮らせるか」
を考えてみてください。
それだけで、
北海道でのノマド生活は、
もっとゆったりしたものになるはずです。

